気に入ったモノは手元に2つ置きたい

世の中には、30年前のワープロを修理しながら使っている人がいる(らしい)。予備機を備えているという人もいる(と聞く)。さらには、データを保存するためのフロッピーディスクドライブの予備を具えるという人までいる(そうだ)。 […]

シェーバーを買い換えた話

回転式シェーバーをつくる、数少ないメーカー、Philips。その中でも、特に肌に優しいと謳う7000シリーズ。2年間使った、その電気シェーバーを買い換えた。 2年という使用期間は、僕としては破格に短いといっていい。購入し […]

年賀状のてじまい

あけましておめでとうございます 正月早々に、能登半島で起きた地震や火災、自然災害が招いた日航機がもたらした人災。なにも、よりによって元日に、神も人が悪い。特別なことなどなにも起こらない有り難さをあらためて思う年初めとなっ […]

郵政博物館と逓信総合博物館

8月の最後の週末、東京スカイツリータウン(R)で開催中の大昆虫展に行った。 カブトムシやクワガタムシを自由に触れるという巨大な虫かごのようなケージの中は、押し掛けた親子らで賑わい、係員たちは殺気立った叫び声をあげていた。 […]

出張とあいさつ回り

退職のあいさつ回りで福岡に行った。 この一年、毎月のように訪れたこの街に泊まる、最初で最後の出張となった。その晩、一緒に仕事をしてきたO社のKさんとOさんと、初めて酒席を共にした。僕を気遣い、日付が変わるまで付き合ってく […]

Good luck, myself!

どうしてこういうことになっちゃったの? まるで、もはや別れることが避けられなくなった恋人同士のような心境だ。 自分でもあきれるほど手際よく、退職の段取りは進んだ。 残務となったタスクは整理して後任者に引継ぎ、関係先には適 […]

結果オーライにする力

6月下旬、新規感染者数が落ち着いた時機を見計らって、僕は代々木八幡のポルトガル料理の店にG君を誘い出した。G君とは、幾度かお預けとなったあとの再会というだけでも十分にうれしかったけど、その日まで、コロナ禍以降は完全に人と […]

忖度の亡霊

昨日、加藤智大死刑囚の刑が執行された。思えば、ある種の事件が起きたとき、他人事とは思えないおそろしい気持ちになるのは、この2008年の事件がきっかけだった。この10年、と感じていた僕は少し控えめで、少なくとも14年前には […]

オカルティックな妄想として

安倍元首相が殺害された。直後の参議院選は自民党の勝利に終わり、自作の銃を放った犯人は明確な動機を語り、9月には国葬を執り行うことも決まった。それぞれをそれぞれに論ずる意見は、すでに下火に向かっていると感じるのは、政府のマ […]

Mさんの報せとH君の近況

不意に、時間のながれの容赦のなさを感じることがある。 ぎりぎりのタイミングで子供らと出国し、なんとか日本に帰国したというMさんからの報せを、僕は移動中の地下鉄の中で受けた。彼女の手紙は節度をもち、けど慈愛に満ちていた。読 […]

恒例の特権的な行事について

この数年、年末(か)年始の恒例行事となった旧友との再会をなんとか今年も果たした。 なんとか果たしはしたものの、彼の国のパブで会うという約束は未だ果たされることなく、今年は新宿の大ガードの近くでお茶を濁すことになった。青白 […]

マキさんのこと

ロシアがウクライナに侵攻し、チェルノブイリ原発を制圧したという。侵攻の理由も、原発を真っ先に制圧した理由も、帝政というもの/ことを机上でしか知らない我が国民にプーチン大統領の真意を知る術はないし、ましてや中学で早々に世界 […]

正統な地方の都市

今治から福山に向かうバスはしまなみ街道を走っていた。イヤホンからはバッハの無伴奏チェロ組曲が聞こえていた。 窓の外に広がる瀬戸内の海やそこに浮かぶ島々を眺めながら、まるで映画のワンシーンのようだと思った。もしかしたらどこ […]

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